お寿司の食べ方、スパゲティの食べ方

以前、外人ハウスに住んでて面白い体験をした。
15人位の共同生活で、広いダイニングキッチンでみんなそれぞれに
わけあいあいと料理や深夜に及ぶパーティーを毎晩のように楽しんでいた。

僕が料理を作ったり食べてる時、ダイニングに入って来た住人たちの反応が面白かった。

2~3名の日本人女性も住んでいたけど。彼女たちは、決まって僕のかたわらまで来てお皿を覗き込んで「 美味しそ~~~~! 」と、感嘆の声をあげるのだ。
実は、結構料理には自信がある。

で、白人たちは、ダイニングのドアを開けた途端に開口一番
「 n~~~~~、 Good Smell ! 」
と、感嘆の声をあげるのである。

邱永漢の著書「 食在広州 」(今では検索してもヒットしなくなってしまった。確か、講談社の単行本・文庫本だったと記憶している: 食は広東にあり の意 )には、
日本人は目で料理を食べる。
西洋人は鼻で料理を食べる。
舌で料理を味わうのは中国人だけだ。
と、中国人の自慢話が載ってたけど、まさにそれを証明するような体験だった。

「 食在広州 」って言い切るだけあって、中華料理の中では広東料理が一番だ。
バブルの頃には、新北海園など、広東料理の美味しいお店が都内に何軒かあったけど
バブル崩壊後は、まともな広東料理を出すお店は殆どなくなってしまった。
(但し、客単1万円以上のお店については知りません。(^o^)ゞ

さて、表題の件だけど、クルクルパーになる(なぜならカドニウムやホルマリンを上回る消毒剤、成長ホルモンなどがたっぷりの養殖魚が主体であるため)クルクル寿司がはびこったせいなのかどうかは知らないけど、あの頃以来、お寿司を箸でつまんで食べると云う野蛮人がはびこるようになってしまった。

寿司を箸でつまんで食べるなんぞ、外道の下道のすることだ!

日本文化の何たるかを、食文化の何たるかを、全く考えたことない野蛮人の行為である。
カドニウムや水銀、ヒ素、抗生物質、成長ホルモン、ホルマリンなどがた~~~〜〜っぷり、染み込んだクルクルパー寿司を平気で食べられるような野蛮人ならいざしらず、まさか、このエッセーをお読みの方々が、そのようなバーバリアンな、箸で寿司を食べるなどという行為は行っていないものと安心しています。

日本人は、まず、目でものを食べます。
お皿と料理の彩りとコラボレーション。
フランス料理が今のように美しくなったのは、ポール・ボキューズが日本料理の美しさと小ポーションに魅せられて、それを「 ヌーベル・キュイジーヌ 」としたことに始まります。

それまでのフランス料理と云えば、茶色っぽい物体が、お皿からはみ出さんばかりに
ゴテッ、グッチャ、って感じで乗っかってて、脂ぎって濃厚な料理でした。
ポール・ボキューズがそれを、彩り鮮やかに、軽やかに、お皿とソースのデザインもリズミカルなものへと変貌させたのです。
まさに、日本料理そのものです。

フランス菓子の世界では、霞町(今では西麻布と云うらしいが)の交差点から渋谷方向に少し上がった右側にかつて「 ラ・パレット 」と云うパテシェがあった。
平田シェフによる芸術品としてのフレンチ・パテシェル。
このデザインと素材のコラボレーションがパリのパテシェ界に旋風を(きっと)引き起こした(に違いない)。「 ラ・パレット 」の登場以降、パリのお菓子が一変してしまった。しかし、ポール・ボキューズのようにその名が喧伝されることはなかった。
所詮、イエロー・モンキーだから。

さて、お寿司の話しに戻ります。
昔は、寿司屋のカウンターには、決まって水が流れていた。
カウンターと寿司ネタケースの間に玉石を敷いた約10cm幅の水路があって、そこに直径1mm程の水がネタケースの下あたりからちょろちょろと滝のように垂らされていたのです。

寿司を摘んだその手を、この水で洗って、おしぼりでふく。
これがかつての寿司の食べ方。
ぜひ、復活させて欲しいシステムです。


日本人は、まず、目でものを食べる。
そして手で食材の食感を確かめ、愉しむ。
手でつまんだ際の、魚肉のかすかな反動。
これが、美味いのだ!
つまり、手で味わう。指先でその触感をまずは味わうのだ。
そして、口に運んで、唇と歯と口内と喉で味わいつくす。

だいたい、箸でつまんで、寿司をひっくり返して醤油をネタに付けるなどと云うサーカスは物理的にできっこない!
板前が硬握りしたって、箸を持った腕を180°ひねり回して醤油を付けるなどと云うどう見ても馬鹿げた行為が平然と繰り広げられている様には開いた口が口が塞がらない。
それほどのアクロバットな器用さのない人は、シャリに醤油を付けて食べるなどというゲドウにも程がある食べ方をしてたりする。
シャリに醤油つけたら、不味くてクエンでしょ!
アッタマ、おッかしんじゃないのォ?
って、化学物質漬けのクルクルパー寿司食べてりゃ、無理ないか!


それと、一昨年、フィリピンに行った時、指でご飯を食べるということを初体験しました。最初は、フォークやスプーンで食べてたのですが、見よう見まねで、指をフォークのように使って食べてみてビックリ!!!
なんと!
指が美味しいのだ!!!
って、指を食べてるわけじゃなくて、指が美味しさを感じてしまうのだ。
なんともセクシーな美味しさ!
そして、口の方も美味しさ倍増!

やはり、道具を使って食べるという行為はなんとも野蛮な行為なんだと改めて感じた次第です。

指で食べてみて初めてわかったのだけど、フィリピン料理もインド料理も料理の脂でまずは指をなじませてからご飯を食べる。そうすると、ご飯粒が指に全く付かなく上手く食べれるのだ。

フィリピンの料理は、野菜も肉も素材が抜群に良いです。
日本に戻ってきてどんなに良い素材を口にしても、全てが色あせて感じられるほどです。
但し、マニラの食事は最悪・サイテーですので、フィリピンに行かれた際には、田舎に行って現地人が食べるものを食べてみてください。目からウロコのおいしさです。

と、云うことで、このエッセーを読んだ皆さんは、今日から野蛮な行為は止めて日本人としての文化をしっかり継承しましょうね。


次に、スパゲティーの食べ方。
日本では、麺料理というと、うどん、蕎麦、冷麦、素麺、ラーメン、焼きそば、スパゲティとありますが、音をたてて食べいいのはスパゲティ以外の、日本の麺料理とは、きっとご存知のはず。
ラーメンは日本の料理であって、中国の拉麺とは別物です。
「 拉麺 」は、その字の如く、「 手で立てる麺 」。
小麦粉をこねた種を引っ張って、折って、引っ張って、折って、引っ張って、折って、、、と延々と繰り返して細く伸ばす麺。つまり、日本式に云うと「 手延べ 」です。 要するに素麺と同じ方式。
それに対して、日本のラー麺は、99.99999%、「 手打ち 」で、これはタネを麺棒で平たくノシたものを包丁切りしたもの。
この味と触感の違いは、讃岐うどんと、対岸の鴨方手延べうどんを食べ比べれば一目瞭然!手延べの方が、食感は基本的にはセクシーです。

「 拉麺 」と書いて「 ラーメン 」と読みますので、日本のラーメンは、実際にはこのように「 拉麺 」とは呼べないのです。

東京でホンモノの「 拉麺 」を延ばしているお店は2つ。
銀座4丁目の「 ヤンヤン 」と、浅草・日暮里の「 馬賊 」で、両店とも注文が入る度に延ばしている光景を見ることがことが出来ます。ところが両店とも、手延べなのに「 手打ち 」と書いてるのは、あらら~~~、です。東人(あずまびと)には手延べと手打ちの違いが理解できないらしい。

中国の「 拉麺 」と、日本の「 ラーメン 」の違いは、スープの温度にもあります。
但し、最近「 流行りの 」まずいラーメン屋。。。たいていは2~30代の連中がやってる食券を買わされるお店では、スープがぬる過ぎてお話にもなりませんが、日本の「 ラーメン 」のスープ温度は非常に高く、中国の「 拉麺 」はぬるめに出来ています。また、中国の麺はゆっくり食べても「 ドビない 」ようなグルテンの出し方をしてあります。それに対して日本の「 ラーメン 」は、麺も基本的には細く、「 ドビ 」易く、スープも熱い。
だから、ラーメンが出されたら、一切口をきかず、一心不乱に盛大な音をたてて食べるのが正しい食べ方です。

この音を立てると云う行為。
これは、麺とそれに付着した熱っいスープを啜り上げながら同時に空気を吸い込んでいるのです。この空気が麺やスープの温度を緩和させ、熱い料理を食べながら腔内火傷をしないシステムを創り上げています。ところが、この空気を一緒に食べる。と云う行為がコーカソイドには出来ません。それは、慣れてない。ということもあるでしょうがひょっとしたら人体構造上の違いがあるのかもしれません。コーカソイド(ようするにアーリアン白人種)は、ぞうきんを「 絞る 」と云う行為も出来ません。これは長年、コーカソイドの連中と生活を共にしてきて驚いたのですが誰一人、ゾウキンを絞る、タオルを絞る。と云うことが出来ないのです。彼等は両手でグッシャッと押し潰すことしか出来ない。だから、ゾウキンもタオルもいつもベシャベシャ。絞り方を教えても出来ないので、これもまた人体構造上の問題でしょか。


閑話休題
さて、熱い料理を素早く食べると云う技法は、なにもラーメンに限ったことではなく、
蕎麦もうどんも同じです。
ドビ易い麺を熱いうちに食べること。
これが、日本の麺食文化の原点なのです。

もり蕎麦や、素麺などの冷たい麺ははその応用となります。
きっと、熱冷ましの麺すすりの音が「 涼風 」を感じさせる音色となったのでしょう。
実際、美味しいおそば屋さんでそこかしこから聞こえて来る蕎麦をすする音に「 涼風 」を感じます。
(でも変だぞ? 日本の麺食ではもりそばが一番古いような気もするけど。。。。?)

ラーメンやうどんにいろんな具材をたくさん乗っけて食べてるのを時折見受けますが、
以上書いてきたように、日本の麺はドビ易いので、できるだけ早く、一機果敢に食べ上げるのが正しい食べ方です。具が沢山あると、時間がかかって麺がドビてしまいますし、麺料理というものは基本的に仕上げの一杯なので、肉が食べたければその前に。野菜が食べたければその前に食べるのが基本です。

「 銀河鉄道999 」の小池さん2世(1世は「 おそ松くん 」だったか、「 オバQ 」だったか?)の影響によって、ラーメンライスなどというけったいなシロモノも流行るようになり、今ではすっかり定着してしまってますがこれも麺食いには、邪道の外道の極みと云えるでしょう。

まとめますと、ラーメンの正しい食し方は
1)黙ってできるだけスピーディーに食べ上げる。
2)食べる際は、盛大に音をたてて、熱体感温度は下げないまま腔内温度を下げることによって
  スピーディーな食事を実現する。
3)余計な具材はグサイ。
  ラーメンライスなど、論外!

この麺食マナーに匹敵するのが、イタリア人のスパゲティの食し方。

かつて、「 ブルータス 」が創刊された頃、西○さん(忘れた (^o^)ゞ
が、イタリア料理のレポートを毎回のように現地のファッションモデルなどのアパートメントでご馳走になるというなんとも美味しそうなお話しを毎回掲載されていて、まったくもって羨ましい限りだったのですが、そんな中で目を引いたのが、

_____ スパゲティが出されたら話は一切してはならない。
_____ 一機果敢に食べ尽くす。

なぜならアルデンテが勝負だから。
アルデンテのうちにすべてを食べ上げる。

Oh! ...... まさに、日本の麺食道と同じではないか!!!


と、思っていたら、今度は映画「 グラン・ブルー 」にもスパゲティの食べ方が。
ジャック・マイヨールの伝記映画。
リュック・ベッソン監督と、ライバルのエンゾー役だったジャン・レノを一躍有名にした1988年の名作。この映画で、エンゾのママンが作ったスパゲティをマイヨールに振舞う場面がある。その時イタリア人のエンゾがフランス人のマイヨールに云う。
「 スパゲティを食べる時は、黙って食べろ! 」 ※※

あらら、西○さんがBRUTUSで書いてたのと同んなじこと云ってる。。。
と、驚いたものでした。


そしてブルータスにはこうも書かれていた。

_____ スパゲティを食べる時、スプーンを使うのは赤ん坊とアメリカ人だけ。

如何に文化的低能のアメ公をバカにしているかが窺い知れるイタリア人気質です。

ところが哀しいかな、麺食文化大国の日本に於いて、スパゲティを食す際に

1)スプーンを使うアメリカーナ幼児
2)音をたててて食べる野蛮人
3)お皿の上にかがみ込んで食べる野蛮人
4)お皿を持ち上げて食べる野蛮人

が多いのはなんとも嘆かわしい限りです。

スパゲティは、中国の「 拉麺 」よりも温度は低いので、音を立てる必要性はどこにもありません。
前で書き忘れましたが、中国の「 ぬるくてドビない麺の拉麺 」は、音を立てる必要はないばかりか、マナー違反ともなります。(但し、日本のニホナイズ中華料理の拉麺は熱いのでこの限りではありません。)

もちろん、スパゲティを音をたてて食べるのは、イタリアの食文化では云うまでもなく、絶対タブーです。

仲の良いフランス人の女の子たちがスパゲティを食べる様子を観察する機会に恵まれてましたが、彼女たちのフォーク使いはまるでなってなく、スパゲティはどうやらフランス人には難物のようでした。
やたらクルクル回していて、時間がかかる。 そこへ行くと本場イタリア人の食べ方はドウに入ってて、手早くフォークで回しあげてスッと食べてしまいます。
コツは、スパゲティを適量、フォークの先に引っ掛けます。
それをクルクルと回して引っ掛けたスパゲティを全部巻き上げます。
この時、巻き上げたボリュームが一口に多すぎる場合は躊躇なくほどいて少なめに巻き直します。
スパゲティを優雅に素早く巻き上げるには、フォークの持ち方が大切。
箸を持つように持つのではなく、毛糸の編み棒を持つように持ちます。
そうすると綺麗に素早く巻き上げることができます。
みなさんもイタリア映画をしっかり見て美しいスパゲティの食べ方を習得しましょう!


では、本日のまとめです。

1)寿司は手で食べる。
2)スパゲティはスプーンを使わずクルクルとコンパクトに巻き上げて音をたてない。

魚は、牛・豚・鶏・卵に比べて眼に見えないところで飼育されていますので
何十倍も汚染されてますから、クルクルパー寿司には気をつけましょう。

また、表記に「 アミノ酸 」とあるのは味○素です。
最近ヤッキになって宣伝してますが、カドニウムやナトリウムが脳内や骨細胞でひどい化学反応を引き起こしますのでこれも注意しましょう。ラーメン屋や中華料理屋でも「 抜いてくれ 」「 味○素アレルギー 」と云えば、出来る限り抜いてくれます。毒の素抜きの料理に慣れてくると如何に味○素が「 雑味 」を持っているかが良く(舌の上で)見えてくるようになります。


※ しかし天然魚は「 フクシマ 」からの汚染が次第に拡散し、
魚介類への蓄積プロセスが始まっているのでとても残念。
すべては「 ダマ 」で汚染水の海洋投棄を行った東電に責任がある。
海洋投棄の発表は、前日のフリージャーナリストの突っ込みを受けて
仕方なく発表したもの。

※※ こないだBSで、「 グランブルー 完全版 」が放映されていたので、懐かしく見た。
このエッセイを書いた後だったので、この言葉を楽しみにしていたのだが、出てこない!
カットされたのだ!!!
何が「 完全版 」 だ!
嘘コケ、バカ野郎!



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by nueq | 2011-06-22 18:39 |

覇権文明の終焉と 新しい地球文明を デザインする


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