フォトンベルトと米ドルの行方 ( 上 )

            
         
        
                   2012 年のウソと真実

                           後編 ( 上 )

                フォトンベルトの嘘はこうして仕掛けられた
               2012年12月22日 米ドルが紙切れになる日



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                       マヤンカレンダー編
                  マヤンカレンダーのまやかしを剥ぐ
                  マヤ暦はまだ5000年先まであった。
                 マヤ暦と歳差運動とマヤ文明のルーツ

                             から続く


          このエッセイは 2012年5月13日のものに修正を入れて再掲したものです



                      フォトンベルトとは?


本日 2012年12月22日、地球は
フォトンベルトと命名された、フォトン(Photon:光子)が銀河系のある場所に充満している帯状のエリアに突入し、次元上昇が起こりアセンション(イエスが達成した昇天)に至ると云われています。
地球(太陽系)は、昴座(プレアデス星団)のアルシオーネと云う恒星を中心に26, 000年の周期で公転していて、26, 000年に一度そのフォトンベルトを通過、このフォトンの帯の中を通過するのに1000年を要するとのことです。

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と、巷では云われていますが、実際には12月22日にフォトンベルトに入るのではなく、
太陽を公転する地球の公転軌道がすっぽり入ってしまう。
と、されてるに過ぎず、フォトンベルトには1980年代から入ってる。
と、されているのです。
この点を多くの人が誤解しています。

地球は太陽の周りを公転しているので、太陽系の進行(アルシオーネに対する公転)に伴って、地球が太陽の進行方向の前方に位置する時には地球は初期の段階からフォトンベルトの中に存在しますが、後方に位置する時には初期においてフォトンベルトのエリアからは外れてしまいます。この地球が最初に少しだけフォトンベルトの中に入ったとされるのが1980年代ですが、地球の太陽に対する公転のため、フォトンベルトへの出たり入ったりを繰り返し、やがて地球の公転軌道が完全にフォトンベルトに入ってしまうのが2012年12月22日とされているのです。


しかし、フォトンベルトなどというものは存在していません。
スピリチュアル・ジャンキーを手始めに一般にも広く伝わるようNASA、或いはその関連機関が巧妙に仕組み、ニューエイジ( 精神世界 )業界が金儲けのために喧伝してきたものです。

フォトンベルトは、日本には当初インターネットを通じてその情報がもたらされました。
1996年のことです。
ハレー彗星の発見者が宇宙空間に光るエリアを発見したと発表され、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した云う、うっすらと白黄色の小さなドットが宇宙空間のあるエリアに輝いている写真でした。 当時、このくらいの画像ならPhotoShopで簡単に作ることができるとうわさしあっていたものです。 講演会などでこの96年のハッブルの写真を見たことある方? と、手を挙げてもらいますが非常のたくさんの中でわずか一名しか見たことのある方はいませんでした。 1996年当時、日本ではまだインターネットで自在にサーフィンしてる人は少なかったのです。

その後、インターネット上に当時存在した「 Cyber Stone 」と云う精神世界~ニューエイジのあらゆるテーマを非常にわかりやすく詳細にまとめたホームページでもフォトンベルトのことが紹介されます。作者不明のこのホームページは現在では閉鎖されています。
そして2002年5月には、渡邊延啓氏の「 フォトンベルトの謎 」(三五館)が出版され、フォトンベルトの話題は一気に一般化します。
渡邊延啓氏の著書の内容は「 Cyber Stone 」の内容の丸写しというシロモノでした。 おそらくは著書に登場する風水師のM師(当人もその後フォトンベルトの著書を著すが)によってそそのかされて書いたものと推測されます。

さて、最初のハッブルが撮影したと称するフォトンベルトの写真ですが、掲載3~4ヶ月で世界中のサイトからその写真は忽然と姿を消してしまいます。 保存しておけばよかった! と、つくづく残念。
その後、CyberStone でもフォトンベルトの写真が紹介されるようになりましたが、なんと、そこに掲載されたのは、1999年にハッブルが撮影した(宇宙マニアにはおなじみの)銀河:NGC4650Aの写真でした。
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当初のフォトンベルトの写真が入手不能になったので代用したのだな。と思いましたが、その後のフォトンベルト関係で登場する写真はほぼすべてNGC4650Aとなってしまいました。

NGC4650Aは、ご覧の通り 「 れっきとした 」 銀河です。
こんなに立派で典型的な銀河系を見て、だれも不思議に思わないのが不思議です。
地球から1 億6000 万光年の距離にあり、10億年以上前に大きな楕円銀河の中心に直角に小型の銀河が衝突して出来たもので、同様のポーラリングを持つ衝突銀河は100個程発見されているようです。

すばる座(プレアデス星団)は、太陽系と同じ天の川銀河の中のオリオン腕にあり、地球から450光年の距離です。
また、太陽系がアルシーネ( プレアデス星団の最も明るい星 )を中心に26, 000年の公転軌道を描いていると云う話ですが、そう云ったオリオン腕内近傍での公転軌道は確認されていません。
シリウスを巡る公転軌道も古代エジプト天文学との関連で言われることがありますが、日本の国立天文台ではシリウスと地球の相対移動からみて、太陽系がシリウスの周囲を公転していると云うことはありえないとしています。プレアデスに対する公転は言下に否定されました。

ちなみに太陽系は天の川銀河を2億5千万年かけて一周します。
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                 画像出典 : FIRST LIGHT 宇宙
        太陽系の位置は本当はこの作図よりもう少し外側なんだけどなぁ。。。。。
              それと横から見た図は言うまでもないと思いますが、
      チョー極端に誇大表現してて、実寸なら直線運動で描かれるところです。


つまりカンブリア大爆発から2周。恐竜が登場してから半周ちょっとって感じです。
さらに、フォトンベルト神話の26, 000年という公転周期にご注目ください。
これは、マヤ暦のところでも触れた地球の歳差運動:25, 920年と、天文学的スケールでは同一です。フォトンベルトのことが話題になり始めた当初からこれは歳差運動をすり替えたものとの指摘があります。

そしてもうひとつ。マヤ暦のところでの指摘に関連してすでにお気づきの方もあるかと思いますが、フォトンベルトの通過期間が1000年間であり、Ascension 出来た人は至福の状態に至るというものです。これはまさしくキリスト教で云われるところの「 至福1000年王国 」です。

そして何より不思議なのが、フォトン(光子)が、単独粒子の集合体として雲のように宇宙空間に存在できるのか? と云うことです。

現実に現在の地球サイエンスの技術でフォトン(光子)の撮影実績はありません。
極微の世界では、フォトンの実在はそれらしき状況証拠が認められているだけにすぎません。
光が粒子であると同時に波動であるとする理論もまだ実験で確認されたものではなくあくまで「 スペキュレーション(説)」の段階なのです。 つまり Photon の実在はまだ確認されてないのです。

厳重な極微の観察設備をもってしても捕えることの出来ない「 フォトン(光子)」が何ゆえ修理前のピンボケハッブルで撮影できたのでしょうか?
これらのことを軽く検証しただけでフォトンベルトの実在に多くの疑問が湧き上がってきます。

では、2012年の フォトンベルト ~ アセンション ~ ハルマゲドン とは一体何なのでしょう?
2012年を太陽の異常活動として診ると、その重要性が理解できるようになります。



               以上、2007年に「 太陽黒点活動と地球文明の興亡 」と云う
               タイトルである雑誌に書いた原稿のボツ部分に
               若干の修正を施した文章でした。



                  △  △  △  △  △  △  △



             フォトンベルトと米ドルの行方 ( 下 ) に続く >




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Commented by 通りがけ at 2013-01-23 12:11 x
【動画】 https://www.youtube.com/watch?v=T4uR6Qe4q_E
濃縮覚醒 アメノウズメ塾1~17 真実を取り戻せ!蘇れ魂!(PC視聴only)

住民至上主義1月19日記事パンドラの箱5より転載しました。
by nueq | 2012-12-22 17:20 | 文明 | Trackback | Comments(1)

覇権文明の終焉と 新しい地球文明を デザインする


by nueq
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